弁護士や司法書士、医師といった士業や医業などのプロフェッショナルに向けた総合支援事業を展開しています。2008年の設立は、おもに士業の集客支援を行っていましたが、顧客のニーズに応えるうちに事業領域を拡大。現在は、事業計画の策定からマーケティング、ITツールの開発・提供を通じた情報インフラの整備、営業活動まで、士業や医業の経営にかかわるあらゆる領域の支援をワンストップで提供しています。さらに、ここ数年は医療分野にも事業領域を拡大しています。事業規模も順調に拡大しており、年間売上高は2023年5月期には30億円、営業利益は9億円に到達しました。この4年間で年商も従業員数も倍増するなど、成長過程にある当社ですが、経営において変わらずに大切にしていることがあります。

　「人と人とのつながり」です。これには2つの意味があります。1つは「従業員とクライアントとのつながり」です。当社は士業や医業という最高峰のプロフェッショナルを支援する仕事に携わっています。そのため、腰を据えてクライアントと向き合い、高度な専門知識をもってさまざまな改善策を実施しながら、信頼関係という「つながり」を築いていく必要があります。もう1つは、「従業員同士のつながり」です。当社では多岐にわたる支援を一気通貫で提供しているため、従業員同士が緊密に連携できる「つながり」が欠かせません。そうした「つながりのある関係」を持続させるためにも、従業員には長く働いてもらいたいと考えていますし、当社が働きやすい環境づくりに力を入れているのも、その考えの表れです。

　1つは、社員の健康管理を重要な経営課題と捉える「健康経営」です。たとえば、健康に関する情報について、社内のナレッジ共有ツールで発信したり、医師や栄養士、パーソナルトレーナーを招いての講話イベントを実施したりしています。また、2022年9月に移転を完了した新オフィスは、植物をふんだんに取り入れ、バーカウンターを設置した談話スペースを用意するなど、従業員がリラックスできる環境づくりに力を入れています。こうした取り組みが評価され、経済産業省の「健康経営優良法人」の認定などを受けています。

　それに加えて、出産を機に退職を検討する従業員があらわれたことをきっかけに、ライフステージが変わっても従業員が安心して、長く働き続けられる環境をつくるための取り組みも、早い段階から進めてきました。

　たとえば、2014年から社内託児所を設置しています。当時は従業員数がまだ100名ほどで、その規模の会社が社内託児所を設置する例はまれでした。しかし、「せっかく出会えた優秀な人材とのつながりが、ライフステージの変化で失われるのはもったいない」という想いから、設置を決めたのです。もちろん、子育てをしながら働きやすいように、時短勤務や勤務時間の変更にも柔軟に対応しています。こうした取り組みの結果、女性活躍推進企業の認定マーク「えるぼし」や、子育てサポート企業の認定マーク「くるみん」の認定を厚生労働大臣から受けています。こういった「健康経営」や「子育て支援」に取り組みながら、働きやすさを追求することで「長く働き続けられる会社」を目指しているのです。

　また当社は一般的によくあるようなクライアントと下請けの関係ではなく、クライアントとはいわば「パートナー」といった立ち位置でともに事業に取り組んでいるため、従業員には「パートナー」として主体的な考えをもって業務に臨むことを促す仕組みを用意しています。

　たとえば、半年に1回行う人事考課における評価に用いる目標項目を、従業員自身が設定できるようにしています。つまり、従業員一人ひとりが、事業計画策定のプロフェッショナルやマーケティングチームのリーダーといった、理想の将来像を実現するために必要なことをベースに目標項目をつくれるということです。一個人としての目標と組織の一員としての目標項目が合致することを意識しており、従業員は目標達成に向けて、より主体的に行動するようになります。そのため、一人ひとりが個性を活かしながら、士業や医業といったプロフェッショナルからの高度な要望に応えられる力を身につけられるのです。経営にかかわるあらゆる支援をワンストップで提供している当社には、事業計画策定やマーケティングのほか、システム開発や接客など、さまざまな強みを活かせる場所があります。

　さらに、当社は士業や医業をクライアントとしているため、そういったプロフェッショナルにかかわる専門知識を学ぶための研修プログラムも用意しています。また、支援に際しては、クライアント企業内にチーム単位で常駐することになるので、新人は現場で先輩社員から直接指導を受けながら、学んだことを安心して実践していけます。

　自身の強みを活かせる場所があるのか、といった不安を抱えている人は少なくないでしょう。当社ならば、長く働ける環境のもと、顧客や仲間たちとのつながりのなかで、じっくりと一人ひとりの強みを伸ばし、活かすことができると自負しています。しかも、士業や医業の専門家をサポートするという、大きなやりがいも感じられる業務に携われます。自分にしかない強みを最大限に活かしたいと願うなら、我々とともに理想の将来像を追求していきませんか。