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我が社の人財力

株式会社アークテック 代表取締役 喜多 一
「長く働ける職場環境」を第一に考えるIT経営者の想い

社員のキャリアと人生に寄り添い「人生100年時代」を支える会社に

株式会社アークテック 代表取締役 喜多 一
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健康診断(以下、健診)データ収集システムのパイオニアとして、健診にかかわるさまざまなソリューションを提供するアークテック。創業から25年以上が経過したいまも、変わらぬ経営理念として掲げているのが、「私たちアークテックは、お客様の満足と信頼を勝ち得る良質な『サービス』で社会全前進に貢献し、社員と取り巻く人々の幸福と会社の発展を目指す」。そうした理念のもと、同社では優秀なエンジニアが次々と育っているようだ。「社員が『人生100年時代』のビジョンを描けるように、仕事面でもプライベート面でも会社としてサポートする」と語る同社代表の喜多氏。どのような形で、社員がそうしたビジョンを描ける環境を整備しているのか。同氏に詳細を聞いた。

社員への健康促進が評価され「ブライト500」に認定

-事業内容を教えてください。
 おもに、全国の人間ドック施設や健康管理センターを対象に、健診データを自動で収集して一元管理するシステムを提供しています。現場のニーズをとらえ、そこにマッチしたシステムを自社開発している点が特徴です。1996年の創業当初は、健診データを収集するシステムが世の中になかったため、当社は健診システムの市場を創造してきたと自負しています。そうした技術力を活かし、近年は、人間ドックや健康管理センターの業務全般のDX支援へと事業領域を広げています。

 2015年に代表取締役に就任してから現在までの間に、会社は成長を遂げ、世の中は大きく変化しました。そうしたなかでも、企業経営において変わらずに大切にしていることがあります。
-どんなことでしょうか。
 社員のキャリアと人生に寄り添い、長く活躍できる環境を整えること。これに尽きます。近年、「人生100年時代」という言葉が話題になっていますが、私は、社員が「人生100年時代」をイキイキと過ごせるよう、まずは仕事面からサポートできる会社でありたいと思っています。そうして活躍する社員が増えれば、社員を支える会社自体の成長にもつながりますから。そのために、当社ではさまざまな取り組みを進めています。その1つが、社員の健康増進を目的とした「健康経営」です。
-具体的に教えてください。
 まずは、一人ひとりの社員の健康に関する意識を高める取り組みを行っています。たとえば、日ごろからメールマガジンを通じて、食や運動に関することから予防医療の専門知識まで、さまざまな健康情報を提供しています。また、多くの会社で行っている「健康診断」だけでなく、当社では35歳以上の社員に「人間ドック」を受けてもらい、自覚症状がない病気などの早期発見につなげています。さらに、年齢を制限することなく女性社員全員の乳がん・子宮がん検診の費用も会社が全額負担しています。そうした施策に加えて、健康管理の大前提として労働時間には気を配っており、社員の平均残業時間は月あたり12時間未満に抑えられています。

 そうした「健康経営」の取り組みが評価されて、「健康経営優良法人認定制度」において全国の中小規模法人部門認定企業1万4,012法人のうち、上位500法人である「ブライト500」に当社は認定されています。私は、年代や性別を問わず、すべての社員が心身ともに健康であることこそが、健全な企業経営を推進する源泉だと信じています。会社として対外的に「健康経営宣言」を行っているのは、その表れです。社員が健康に働ける基盤をまずしっかりと整備したうえで、当社では「人材育成」にも力を入れています。
-どのような取り組みをしているのでしょうか。
 新人研修をはじめ、キャリアごとの階層別研修、専門技術研修、毎月開催する社内勉強会や技術発表会といった研修を実施しています。それらに加え、会社の業務や個人のキャリア形成に必要な資格取得に対して受験料や取得時の報奨金などを支給し、新たなスキル獲得に向けた成長を後押ししています。

 さらに、それぞれの社員に自分の能力を存分に発揮してもらうために、当社では「自由度の高いキャリアパス」を用意しています。これが3つ目の取り組みです。

「SE35歳定年説」を打ち破る、自由度の高いキャリアパス

-どういったキャリアパスを用意しているのですか。
 入社して3ヵ月は全員にプログラマーとしての基礎を学んでもらい、その後は本人の適性や希望に応じてキャリアパスを選べるようにしています。たとえば、開発部門の場合、開発のスペシャリストとして技術を追求する以外の道も用意しています。マネジメント能力を高めてプロジェクトマネージャーや開発ラインのマネージャーに就いたり、エンジニアとしての知見を活かして販売管理部門での活躍を目指したりと、さまざまなキャリアを歩めます。

 今後もIT人材のニーズは増え続けるでしょう。けれども、SEは過酷な労働環境で働くケースが少なくないことから、体力が衰え始める35歳で、能力も給与も頭打ちになるという「SE35歳定年説」が長年ささやかれています。最近では、「2030年問題」も業界関係者から指摘されています。これは、2030年ごろにAIやビッグデータの活用、IoTなどの第4次産業革命に対応できる「先端IT人材」が55万人不足する一方で、受託開発や保守運用を担うだけの「従来型IT人材」は10万人近く余るという予測です。しかし、当社には高度なスキルを身につけられる仕組みがそろっているので、社員がいつの時代でも市場から求められるエンジニアになれると考えています。

 このように、「健康経営」「人材育成」「自由度の高いキャリアパス」といった3つの取り組みを通じ、当社では、社員が可能な限り長く活躍できる環境を用意しています。さらに、最近では社員の「資産形成」のサポートも始めました。
-なぜでしょうか。
 老後の資金に対する不安を少しでも解消し、「人生100年時代」を社員がイキイキと過ごせるようにするためです。たとえば、今年1月から「企業型確定拠出年金」を導入しました。大企業と同じレベルで退職後も従業員の生活をサポートできるようにします。そのほか、従業員自身による能動的な資産形成に向けて、NISAや年金についての講習を実施しています。

 私は、これからの会社に求められるのは、社員自身が「人生100年時代」のビジョンを描けるようにサポートすることだと、本気で考えています。そのために、仕事の面だけでなくプライベートも含め、社員が人生設計を描ける環境を用意しているのです。
-社会での活躍を目指す若者へメッセージをお願いします。
 社会で活躍し、人生を充実させていくためには、自分の個性を活かせる場所と方法を見つける必要があります。社員の「人生100年時代」を支えることを目指す当社は、そうした場所になれると自信をもって言えます。ぜひ私たちの仲間に加わり、「DX・ポストデジタル時代を切り拓き、豊かな未来社会を創造するイノベータを目指す」というビジョンを一緒に実現していきませんか。
喜多 一(きた はじめ)プロフィール
1959年、大阪府生まれ。1982年に京都産業大学外国語学部を卒業後、PCO(プロフェッショナル・コングレス・オーガナイザー)として、政府間交渉や産業・学術に関する国際コンベンションの事務局を数多く担当。その後、広告プロダクションの取締役を経て、ITベンチャーの副社長としてマーケティング、海外製品の国内導入、技術教育、新規事業開発を担当する。2009年に株式会社アークテックに入社。2015年に代表取締役に就任。

企業データ

設立 1996年7月
資本金 4,500万円
売上高 5億3,000万円(2022年3月期実績)
従業員数 27名(2022年9月現在)
事業内容 健診業務総合支援ソリューションの提供、システムの開発・運用に関連したソリューションの提供、広告・宣伝・広報・販売促進に関するソリューションの提供
URL https://www.arctec.jp/

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