人財力100

人財採用と育成に力を入れている企業を紹介

我が社の人財力

株式会社ネクストワン 代表取締役社長 村田 怜皇
国からも頼られるシステム防衛のプロ集団

未経験者を最強エンジニアに育成しIT社会を守り抜く

株式会社ネクストワン 代表取締役社長 村田 怜皇

AIやビッグデータ、IoTが台頭し、第4次産業革命が起こっている現代。ありとあらゆるモノがインターネットにつながり、データ化され、人工知能が世の中をどんどん便利に変えていく。しかしそれは同時に「システムに不具合があり停止してしまったら、ふだん通りの日常生活が送れない」というリスクを抱える。そんななか、高度なIT知識をもとに、リスクからシステムを守り抜くプロフェッショナル集団がネクストワンだ。じつは同社、IT知識のない未経験者でも積極的に採用し、エンジニアとして育成しているという。代表の村田氏に、人財育成への想いを聞いた。

未経験者からハッカーへ

-ネクストワンはシステムに対するウイルス感染などを防ぐネットワーク・サーバの設計や構築、運用を手がけるインフラ系IT企業と聞いています。つまり、ハッカーの攻撃からシステムを守っている、と。
 当社の事業についてはその通りです。ただ、❝ハッカー❞というと、「コンピュータを攻撃、ハッキングをする悪い人」というイメージがあります。でも、じつはそれは間違い。コンピュータを攻撃する行為は「クラッキング」で、それを行う人間を“クラッカー”といいます。そして、“ハッカー”の本来の意味は、クラッカーからコンピュータを守れる、深い知識と技術力をもっている人のこと。

 私は、社員に「自分が好きで好きでたまらないITを追い求めてほしい。そのプロセスでつちかった経験を、社会のために使ってほしい」という想いから、自社の社員について、あえて❝ハッカー❞という言葉を選んで使っています。
-なるほど。では、人財採用では、すでに高度な知識と豊富な経験をもった即戦力人財を求めているわけですね。
 いいえ。入社段階ではITの専門知識や経験は問いません。「ITが好き。興味がある。だから、とことん学んでみたい」という気持ちがあればいい。その気持ちさえあれば、入社後、技術や専門知識はいくらでも教えることができますから。たとえば、ゲームをしていて「あれ、動きが遅いな。回線はどうなっているんだろう」といった程度の興味でもいいんです。

 実際、ウチにいる社員を見回してみると、経験のとぼしい状態で入社して、いまでは最前線で活躍しているメンバーがたくさんいます。たとえば、バーテンダーだった人が、いまでは国のプロジェクトでサーバの運用に当たっていたり、プロゲーマーだった人が大手自動車会社のショールームでネットワークの設定をまかされていたりします。

得意分野を伸ばしライフワークを見つける

-優秀な技術者はどのように育つのでしょうか。
 その人の得意なこと、やりたいことを最大限に伸ばせるように導いています。人はそれぞれ個性をもっていて、社員も一人ひとり違います。苦手なことを詰め込んで平均的な人財をつくるより、得意なことを伸ばし、足りない部分はあったとしても個性的で尖った人財をつくっていきたい。

 私の役割は社員一人ひとりが、自分の個性を軸に成長していく環境を整えること。植物にたとえれば、根っこがしっかりと張りめぐらされる土壌をつくり、養分や水を吸い上げられるようにしてあげることです。

 根っこがしっかりしていれば、あとは自分のチカラでどんな花でも咲かせることができますから。そこで、大前提として、入社後の1~3ヵ月間は、基礎をみっちりやります。ITの基礎知識やビジネスマナーなど、これから長くビジネスパーソンとして、そしてエンジニアとして活躍できるベースを身につけてもらいたいですね。

 そして、基礎をきたえる期間が終わったら、実際のプロジェクトに参加し、実務につくなかで知識と経験を得てもらいます。その点、当社は官公庁だったり、大手通信会社であったり、さまざまな組織のプロジェクトを手がけているので、そのなかから、本人の適性や興味、やりたいことにあわせて、どのプロジェクトに配置するかを選んでいきます。
-OJTで学びながら、高度なスキルをもつエンジニアへと成長していくわけですね。
 はい。当社では多様なキャリアパスを用意しています。同じエンジニアでも、インフラエンジニアとしてネットワーク構築やサーバ保守のエキスパートになることもできるし、アプリ開発やビッグデータの分析などに携わることもできる。プロジェクトを統括するマネジャーや、お客さまへ最適な提案をする営業、さらには、人財コーディネーターや、自社のITスクールの講師になるという選択肢もあります。豊富にあるキャリアパスのなかで、本当に自分がやりたいもの、ライフワークを見つけてほしいですね。
-国が行う北海道での求職者支援訓練で、Webクリエイターやホームページ作成者などの養成をネクストワンが担っていると聞きました。確かな人財育成術が評価されてのことなんですね。それほどまでに、教育に力を入れているのはなぜですか。
 自分自身の経験から、「人は環境と教育によっていくらでも育つし、変われる」と考えているからです。私は学生時代、ろくに勉強もせずに遊びまくっていました。そして大学卒業後、ITベンチャー企業に入社しました。でも、専攻は経済学。ITの知識は入社後にがむしゃらに働き、身につけていきました。その会社が個性を大事にし、ノビノビやらせてくれたおかげで自分の仕事のスタイルを確立でき、トップ営業として認められるまでになりました。

 そして今の会社に入社し、代表に就いた。環境と立場が変われば考え方も変わるし、必要とされる知識も変わる。また、自分に子どもができて、子育てを通じて学ぶことも大きいですね。自分と同じ遺伝子のはずなのに、環境と教育が違えばこうも変わるものかと(笑)。

あらゆるカタチで社員満足をそれが社長の最重要の仕事

-それで、村田さん自身が採用・教育に携わっている、と。
 はい。私自身が前面に出るようにしています。可能な限り、会社説明会などでもみなさんの前で話をしています。というのも、社長を好きになってくれれば会社を好きになってくれるものですから。できるだけ飾ることなく、ありのままの私を見てもらい、「この会社、なかなかよさそうだ。働いてみたいな」と思ってもらえたらうれしいですね。
-最後に、これからのビジョンを聞かせてください。
 私たちが得意とするネットワークやサーバといったインフラ系の世界は、AIが導入されるなど、どんどん進化しています。最新技術をしっかりキャッチアップし、さらにお客さまに満足してもらえるようにしていきます。そして、新規事業立ち上げも考えています。いまのIT教育は専門的に学びたい人向けに限られているところがあるので、子ども向けのITスクールなどを手がけるのもおもしろいなと。

 あとはなんといっても、社員満足ですね。これが私にとって最重要な仕事かもしれない。ひとくちに社員満足といってもカタチはいろいろあると思うんです。どんな時代、どこに行っても通用する力を身につけることもそうですし、仕事でがんばった人に給与などでしっかりこたえるのもそうでしょう。

 あるいは、ITだけでなく、ファッションや資産運用など幅広い分野の勉強ができるようにするのもいい。仕事だけでなく、社員の人生がより、みのり豊かなものになるようサポートしていきたい。私は社長としては年齢が若く、社員や求職者のみなさんと比較的近い。ですから、いまいる社員やこれから入社する人たちと同じ視線で、未来のネクストワンを一緒につくっていけたらと思っています。
村田 怜皇(むらた れお)プロフィール
1982年、東京都生まれ。2006年に成城大学経済学部経営学科卒業後、セキュリティ系のITベンチャーに入社。営業を担当する。その後、2011年に株式会社ネクストワンに入社。2016年に同社の代表取締役社長に就任。趣味はマラソン。地域ラジオ番組に出演するなど、地方創生への想いも深い。

企業データ

設立 2001年8月
資本金 3,300万円
従業員数 150名
事業内容 ITサービスマネジメント事業、セキュリティ事業、Webサイト・アプリケーション制作事業、教育事業
URL http://www.next-japan.co.jp/

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