てっぺんの朝礼は注目されていますね。具体的にどういう風に行われているんですか？

お店がオープンする前の15分間に、全店舗で毎日行っています。
具体的には、全メンバーそれぞれが一人ずつ「No.1宣言」というものをやります。
「No.1宣言」とは、「自分のなりたい姿」をみんなの前で宣言するんです。
例えば私なら「夢を与える男日本一！」です。

そもそも朝礼とは、主には個々人の人間力を高めてチーム力をアップさせるものです。
その要素として、自分の想いを伝えるという行為，人の話を真剣に聞くという行為、表現力を高めるという行為などから、総じてそれが人間力を高めてチーム力を高めることに繋がるんです。

また、我々は「心の状態＝全ての結果」と思っています。
つまり、心の状態を高めることこそがお客さまの満足やお店の業績、ひいては自分の人生の結果として変わってくるんです。
毎日朝礼をやることで、この「状態」を最高潮まで高めることを目的としています。

朝礼を始めたきっかけはなんだったのですか？

私がある自己啓発セミナーに参加したことがきっかけです。
そのセミナーで、前向きな思考・動作・言葉などを使うことの大切さを学び、私自身が実践することで人生が好転したんです。

大半の人は、セミナーなどに参加して何かを学んだとしても、習慣化できなかったりそれを継続できずに、1ヶ月ほどで忘れいくと言われています。
「それなら毎日やればいいんじゃないか」、そういった発想から、てっぺんでの朝礼が始まったわけです。

ただ、当初から今のスタイルが確立できていたわけじゃありません。
試行錯誤と改良を繰り返し、約7～8年ほどかけて今のスタイルを確立しました。
現在、てっぺんの朝礼は一般公開していて、今では年間約1万人の方々が見学にいらっしゃっています。

ありがとうございます。それでは御社の求める人財像を教えてください。

基本は誰でもウェルカムです。
ただ、本人の“やる気”が本気なのかどうか。そこだけです。

我々のポリシーとして、我々が選ぶというスタンスは一切とっておらず、本人の“やる気”が本気なのかどうか、覚悟があるのか、本人に決めてもらっています。

最後に今後のビジョンをお願いします。

てっぺんが掲げているのは、100年後に小学校の教科書に載るということ。
てっぺんは会社規模の追求ではなく、歴史に名を残すくらい社会に貢献したいと思っています。教科書に載るということはそういうことだと思います。

当面の目標は「外食産業から日本を元気にすること」です。
てっぺんを立ち上げた動機でもあるので、まずは自分達がモデルとなっていきます。
あとは、てっぺんメンバー達がそれぞれの夢を叶え、そして新しい夢にチャレンジし、一生夢を語り合っていく、そんな会社にしていきたいですね。