人財力100

人財採用と育成に力を入れている企業を紹介

我が社の人財力

株式会社TheNewGate 代表取締役社長 / CEO 松下 宇流麻

世界で活躍できるエンジニアを育て、日本を「ITに強い国」にしてみせる

株式会社TheNewGate 代表取締役社長 / CEO 松下 宇流麻

ECサイトの開発やITエンジニアのアウトソーシング事業などを手がけているTheNewGate。2022年3月期の決算で前期比300%の売上高を達成するなど、急成長を遂げている。エンジニアの育成に重点を置く同社代表の松下氏は、「一刻も早く世界で活躍できるエンジニアを増やさなければ、日本が世界からどんどん置いて行かれてしまう」と警鐘を鳴らす。同氏に、そうした危機感をもつようになった理由や、会社の強み、今後のビジョンなどについて聞いた。

地方でIT人財を掘り起こし、メンバーは400名規模に

-まずは事業内容について教えてください。
 おもに2つの事業を手がけています。1つは、カナダのShopify社が提供するEコマースプラットフォーム『Shopify』を用いたECサイトの制作をはじめとする、ITサービスの開発事業。もう1つは、エンジニアを派遣するアウトソーシング事業です。業績は順調に拡大しており、2022年3月期の決算では前期比300%の売上高を達成。今期は、2022年3月期比で250%の売上高を見込んでいます。
-順調に業績を拡大できている要因はなんですか。
 地方への積極的な拠点展開によって創出した「エンジニアの卵」を、独自の育成プログラム『CyTech』を通じて戦力化しているからです。それによって、エンジニア不足に悩む企業が多いなかでも、人財を十分に確保することができています。創業時は2名だったメンバーは2期目に25名、3期目に約80名、4期目に約180名と急速に増えており、今期は400名規模となる見込みです。現在、東京、群馬、北海道、宮城、茨城、愛知、大阪、福岡、新潟、広島に拠点を展開しており、メンバーの約半数が一都三県以外の在住者で構成されています。
-なぜ地方の人財に着目したのでしょうか。
 「IT業界で輝きたい」と願うならば、日本に住む誰もが、その夢をかなえられる環境をつくりたいと考えたからです。地方には、エンジニアを育成する基盤が十分に整っていないことが理由で、IT業界で働くことを断念してしまった人は少なくないはず。そういった人財を掘り起こし、高いスキルをもつエンジニアへと育てるためにつくり上げたのが、『CyTech』という教育プログラムなのです。

日本の現状に危機感を覚え、人財のグローバル化を図る

-どのようなことを学べる教育プログラムなのですか。
 複数分野の技術・知識に精通したエンジニアとして、幅広く活躍できるように設計されたプログラムです。具体的には、コードを書いてシステムを構築していく作業を行うバック側の業務だけではなく、システムのUIやWebページのデザインを考えるといったフロント側の業務、さらにはプロジェクトを統括するプロジェクトマネージャーとしてのスキルも身につけてもらいます。そうすることで、単純な「IT労働者」ではなく、各工程を理解したうえでプロジェクトチーム全体を引っ張っていけるような人財になれるのです。実際に『CyTech』での学びを通じて、多くのエンジニアが社内だけでなく、派遣先の大手企業や最先端のIT企業などでもプロジェクトマネージャーとして活躍しています。

 さらに今後は日本にとどまることなく、世界でも活躍できるエンジニアを育成する予定です。
-その育成方法について、具体的に教えてください。
 まずは9月に、国外のエンジニアとのコミュニケーションに用いる英語力だけでなく、ITスキルをグローバル水準に高められる英語力を習得するためのプログラム、『CyTech English』を本格スタートします。英語力が必要な理由は、たとえば、検索エンジンを使って調べものをする際、日本語で入力した場合に見つけられる情報は、日本語で書かれた、もしくは日本語に翻訳されたものに限られてしまうからです。だからこそ、つねにITに関する最新の情報をストックしておくには、英語で検索し、英語で書かれた専門的な内容までを理解する能力が必要なのです。その力を身につけることで、国外のエンジニアがくわわるプロジェクトでブリッジSEとしての役割を果たしたり、グローバル企業で活躍したりと、エンジニアとしての実力を発揮できるフィールドが広がるのです。
-どうして世界で活躍できるエンジニアの育成にこだわるのでしょうか。
 一刻も早く世界に通用するIT人財を増やさなければ、日本が世界からどんどん置いて行かれてしまうという危機感を抱いたからです。ほかの国が給与水準を伸ばしているなか、日本は停滞しており、この先も豊かな国であり続けられるとは決して言えない状況になってしまっています。ITの世界では非常に顕著で、アメリカではエンジニアの年収は1,000万円クラスですが、日本では300万~500万円程度と、大きな差が生まれています。

 さらに、国外との差は収入面だけではなく、技術面でも広がっています。これまでに私はプロジェクトマネージャーとして、数々のグローバルIT企業のプロジェクトに参画してきました。その際に、日本のIT業界が決定的に遅れていることを痛感しました。たとえば、当時、国外のIT企業では、AIの機械学習で多く用いられる「Python」というプログラミング言語を当たり前のように使っていましたが、日本ではまだ一般的ではありませんでした。そういった経験から、日本基準でのIT教育では不十分と考え、独自の教育プログラムをつくることにしたのです。

世界に羽ばたくIT人財用の、プラットフォームをつくる

-今後のビジョンを教えてください。
 引き続き、地方を含めてIT人財を創出していきながら、業績の拡大を目指します。くわえて、彼・彼女らがIT領域でグローバルに活躍したいと願ったときに、それを実現できる環境を与えられるサービスを展開していきます。具体的には、教育だけでなく仕事探しや暮らしのサポートも含めたサービス群を、「IT業界で輝きたい」という熱意を持った人が必ず通るようなプラットフォームへと成長させていくのです。そうしたITビジネスを通じて、自ら育て上げたエンジニアたちとともに「世界の常識をデザインする」という当社のミッションを果たしながら、日本を「ITに強い国」にしてみせます。
松下 宇流麻(まつした うるま)プロフィール
1993年、東京都生まれ。2012年に高校を卒業後、国内外でWebプロジェクトやAIプロジェクトに参画。2018年4月に、株式会社TheNewGateを立ち上げ、代表取締役社長 / CEOに就任。

企業データ

設立 2018年4月
資本金 1,600万円
売上高 3億3,000万円
従業員数 255名
事業内容 ECサイトのプロデュース、制作、保守運用、Webサイト制作、Webサービスシステム開発、デザインコンサルティングサービスの提供、プロモーション事業、SES
URL https://thenewgate.co.jp/

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株式会社TheNewGate

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